<合成洗剤で焼いたバーベキューを食べて入院>


合成洗剤で焼いたバーベキューを食べて入院

数年前に、修学旅行で中学生がバーベキューを食べて、半数が入院するということがありました。

これは合成洗剤を食用油と間違えて鉄板焼きに使ってしまったということでした。大きい
ホテルなどは一斗缶で買うようです。食用油の一斗缶と合成洗剤の一斗缶を同じ缶なので間違え
て入れてしまった。見た目がちょっと黄色っぽくて合成洗剤と食用油はとても似ているんです。で、
鉄板にかける。食べても誰も気がつかなかったんですね。食べ終わってから気がついた。なぜか
というと合成洗剤は食べてそんなにまずくないんです。中性といいまして、この台所用は飲んでも
口に異常感がないわけです。

ただしそれは

飲んだ瞬間はなんでもないのですが、胃の中に入るといよいよ本領を発揮
していろいろ問題を起こすわけです。飲んだ瞬間は喉越しは非常にいい。ビールほどじゃないですが。
一方石けんはどうかといいますと、こちらはまずい。喉越しが良くないんです。

試しに飲んでみてください。石けんは飲んでも大丈夫ですが、喉がヒリヒリします。

ですから赤ちゃんが飲んでギャーって泣きます。
ときどき「間違えて石けんを飲んだんですが」と電話がかかってきます。ジュースか水を飲ませれば
大丈夫ですよと、答えています。それは先ほど言ったように結果的には油と塩を飲んだのと同じです
から、ちょっと水分を補給すれば問題はありません。

台所用合成洗剤や合成シャンプーを間違えて飲むと、おいしいけれどすぐ入院
ということになります。

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