<ボディーシャンプーによる新たな富栄養化>
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ボディシャンプーによる新たな富栄養化 同じように毛髪を洗うシャンプー、それから体を洗うボディシャンプーも全部台所用合成洗剤 と同じような成分です。 体を洗うボディシャンプーで1番有名なのに「B」という商品があります。この成分は何かとい いますと、「モノアルキルフォスフェイトプロピルベタインコンプレックス」と表示されてい ます。 かつて20年前に琵琶湖が汚れ、原因となっていたリンの成分が行政指導で使用されなくなりま した。モノアルキルフォスフェイト(MAP)のPというのはリンのことです。リン酸塩を主成分 としたものを使っている。洗たく用は無リンになったのに、ボディシャンプーには堂々と使わ れている。 なぜ使われているのかといいますと、洗たく用は通産省の管轄ですが、体を洗う方は厚生省、 薬事法の管轄で、こちらは使ってよいということになっているので、使用が増えてきています。 これが本当に増えてくるとまた湖等の富栄養化が再燃してくるという恐れが指摘され ています。 同じくシャンプーも、「ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステルナトリウム」というもので、 台所用の合成洗剤と同じ成分です。そして「植物洗浄成分100%」と宣伝されています。かつて はすべて石油系でつくっていたのですが、石油だけではイメージが良くないということで、こ のうちのアルキルの部分だけをヤシ油からとって、あとは全部石油系、鉱物系 です。全体の比率からいうと30%程度。それを堂々と植物洗浄成分100%と宣伝 しています。 実はこの宣伝も、本当は公正取引委員会からやめるようにと話は進んでいたんですが、他メー カーも一斉に「植物洗浄成分」と表示、宣伝しだしたので誰もクレームを付ける人がいなくな ったということです。そのため、公正取引委員会が改善命令を下すのをやめてしまった といういきさつがあります。 |
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