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骨董品 EPSON AP-400V2(熱転写プリンタ)

windows31 用 熱転写プリンター

windows31 用 熱転写プリンター

1997年くらいやったかな?
今は懐かしいマルチメディアと言う言葉が使われはじめたwindows3.1のころ、手に入れた熱転写方式のカラープリンターです。シアン、マゼンダ、イエローの三原色を重ね印刷する事で7色のカラー印字ができると言う画期的なものでした。でも今考えるとひとつのインクリボンで三原色と黒を扱うと言うものすごくロスの多い印字方式で、時間とコストがかかり、その上印刷面にバンドと呼ばれるサーマルヘッドの帯が入ってしまうと言うしろものです。まぁ、それでもインクジェットよりは水濡れによる滲みもなく、黒の鮮明さはインクジェットをはるかに凌いでいました。だからとてもお気に入りだったのですが、カラー印字のコストの高さにあまり使わずにお蔵入りになってしまいました。

ところが、前回記事の「ALPS MD プリンター」のインク(これまた熱転写方式なのでインクリボン)等、サプライ品の在庫を確認してると出てきたんですねぇ、AP-400V2用のインクリボンが!

熱転写プリンタ AP-400V2用のインクリボン

熱転写プリンタ AP-400V2用のインクリボン

もちろん、このプリンターも、消耗品も大昔に販売終了しています。
しかし、このプリンターは感熱紙が使えるのです。それもA3横対応なのです。感熱紙はまだまだ現役で普及してますから、たとえ手持ちのインクが底を付いても使い道があるのです。
ということで、もう一度使ってみることにしましたが、なにせ骨董品なので対応OSはwindows3.1のみ。いまどき、windows3.1なんて使えないしさてどうしましょう?

さいあく、windows7でバーチャルPC環境を構築してwindows3.1をインストールして使う。(ノ_・、)
しかしそこまでして使うメリットを考えると、たんなる道楽になってしまうしなぁと、駄目元でドライバーを探してみました。もちろん正規のドライバーは3.1対応で終わり。たしか98SEくらいまで動作したと思うけど、XPでは動作させた記憶が無い。しかし、熱転写プリンターと同じようなメカで動作する「ドットインパクトプリンター」はまだ現在流通しているので、代替できるドライバーがあるのではないか?などと頭をかすめたのです。

ありましたよ。(笑)
windows7に付属するプリンタードライバー、「EPSON VP シリーズ-1(136)
どうもこれが使えそうなのでさっそく試してみました。

細部まで確認はしてないですが、動作しましたよ~
日進月歩の世界で、10数年前に廃盤になった骨董品が息を吹き返したんです。
なんかとっても嬉しいです。

忘れないように、代替ドライバーを備忘録しておきます。(^▽^)

 

名機 MD-5500 マイクロドライプリンター

マイクロドライプリンター MD-5500

マイクロドライプリンター MD-5500

アルプス電気(株)が独自開発したMicro Dry Process 方式の個人用プリンター

初期モデルMD-2000が1995年6月に発売され、カラー印刷600×600dpi、モノクロ印刷600×1200dpiという解像度の当時としては驚きのスペックをもつ商品にもかかわらず、10万円を切るという価額設定。もちろん飛びつきました。フルカラーの表現力の素晴らしさはもちろんですが、何よりアイロンプリント機能(Tシャツへの熱転写シートへの鏡面印刷)に心底魅力を感じたからでした。
個人用プリンターを使ったアイロンプリントで通常洗濯に耐えうるだけの洗濯堅牢度を持つプリンターはこの商品だけでした。おそらく今現在もその地位は変わらないと思います。

そして1999年にMD-5500発売と同時頃購入。
しかしこれほど優秀なプリンターにも関わらずマニアック過ぎたのか、2000年12月店頭販売から撤退してネット販売のみとなってしまった。そしてさらに、惜しまれながらも2010年5月末で販売終了となった。しかしサプライ品販売や修理対応は続いていたので安心して使い続けてきました。

もともと、1999年にリリースされたものなので、対応OSはwindows XP(Mac OS X 10.4.11)まで。その後、winndows 7 対応のドライバーもリリースしてくれましたが32bitのみで、64bitは未対応。グラフィックデザインするのに32bitでは心もとなく、win7 64bitも導入しましたが、通常ではMD-5500は使用できないため、仮想マシン環境でXPを動作させてMD-5500を使用するなど苦労しながら使ってきました。それでも使い続けたいと思えるプリンターなのです。

しかしいよいよ来るべきときが来ました。
プリンターはまだまだ健在なのに、またまた望みもしないのにOSが変わろうとしています。windows10 がまもなくリリースされます。しばらくはwin7が使えるとしても、このあとMD-5500を使い続ける事はできるのか? 最悪プリンター用にwin7 32bit を残せば良いが、ネットを使わずスタンドアローンというのも使い難い。出来る事なら win10 でも継続して使って行きたい。そんな悩みを払拭するべく、お試しwin10用に2台(32bitと64bit)PCを用意した。

この準備に伴って、じつはここ半月ほどの間、win7に付きっ切りだったのです。
まだ見ぬwin10をリサーチしながら、32bit でしか動作しないMD-5500のことを念頭に、PC環境を考えると、win10への無償アップグレード後にwin7に戻す事なども考慮しておかねばならない。しかし最近のPCにリカバリーディスクは用意されていないのでそれらの作成は必須!

で、ぶつかったのが、win7にCドライブ以外に存在するドライブ先頭の隠しシステムドライブ。

ドライブレターの無いシステムドライブ

D(Q)ドライブなどに工場出荷時のバックアップデータが仕込まれているのは分かるが、考えてみればこんなドライブレターも付いていない隠しドライブは、XPまでは存在しなかった。今頃こんな事言い出すのもお恥かしい話なんですが、これがいったい何を意味するものなのか知らなかった。おまけに、自作デスクトップではwin7を使用しているが、こんな隠しドライブは存在しない。しかし、ノートPCには存在する。この先頭隠しドライブの役目や働きを調べるのに随分時間を費やしてしまったのです。ま、おかげでwin7から導入されている色んなテクノロジーの一部を知る事ができました。

そして、ようやく新OSを迎えるための準備が出来たと思った矢先、

【緊急告知】一部サプライ品の販売終了のお知らせ
2015年5月31日を目処に、在庫が無くなり次第、販売を終了させていただきます

色再現性もトップクラスのこのMDシリーズ(マイクロドライプリンター)は、プロのデザイナーたちに支えられ、今なお根強いファンが存在します。当然サプライ品の販売終了はいずれ訪れる問題ですが、これほど根強いファンが存在するからにはまだまだ先だろう。なんてのんきに考えていたのです。

参りました。
懸案のOSをクリアしても、インク等のサプライ品が手に入らなければ使い物にならない。
この事態を知った先日から、毎日ネットでサプライ品の在庫探しがはじまりました。
しかし、ここまで苦労しても使い続けたいプリンターなのに、なぜ世間から消えようとしているのか?
残念でなりません。

ps、やはりMDプリンターは名機ですね。消えずにすみそうです。
(株)象のロケット 技術センター

 

windows10 無償アップグレード

win10-1-1

ダブルクリックしてみると

win10-2

 

どうも、Windows7,Windows8,Windows8.1のユーザを対象に1年間の無償アップグレードが行われるという事になったようです。しかし無料ってどういうこと?

確かにWindows8も短期間限定で破格なプライスで販売されていた。じっさいその事を未だに知らないユーザーも少なくないけど、これに関してはあまりの安さに目を疑い、まさかと躊躇している間に販売期間が終わってしまって少し後悔した事もあったが、今となってはモバイル以外ではたいした魅力を感じることの無いWindows8、買う必要も無かったと納得している。

しかし、今回のWindows10に関しては、対象ユーザーの誰もが気付くようにWindowsUpdate機能と連携しているようです。それも破格値ではなくて無償ときたから驚きである。

今までマイクロソフトは何度もwindowsをバージョンアップしてきた。もっともマイクロソフトはOSメーカーなので当然ではあるが、そのつどお祭り騒ぎになったり、望まぬバージョンアップに不満を感じたりの繰り返しだった。

今思えば節目は、MS-DOS、Win3.1、Win95、Win98、Win2000、WinXP、Win7、こんなところでしょうか? Win3.1は画期的でしたね。そしてWin95の発売はお祭でした。2000も心躍りましたが、あとはそれなりにって感じにトーンダウンしてきたように思います。MeやVistaのように、まったく使う気になれなかったバージョンもありました。しかし、バージョンアップのたびに、新しい機能やユーザーインターフェースに悩まされ、ようやく馴れたころに訪れるバージョンアップ。正直なところしんどい!

つい先日大きな不満を抱えたまま、Xpから7に移行した企業も少なくないはず。今現在、windowsユーザーはたぶんWin7が中心で、Win8は伸び悩みです。Win7も近い将来XPと同じ運命をたどるはず。そのときにもまた望まぬバージョンアップに不満が炸裂すると、マイクロソフト離れもありでしょうね。今回のWin10無償アップグレードは、そのための回避策ではないでしょうか?いま、不人気のWin8も含めていったん足並みをそろえてから何がしかの花火を打ち上げる。そんな作戦ではないかと思います。(素人の推測に過ぎません。)

ちなみにWin10は、今のところ最後のWindowsになる予定だそうで、サポート期限は設定されず、今後はWindows10という名称のままアップデートを重ねていくといううわさです。今回の無償アップグレード対象の場合、リーリース後一年間は無償でアップグレードは受けられるようですが、おそらく将来的に課金される事になりそうです。(これも素人の推測に過ぎません。)

見た目のデザイン的にはWin8ほどの違和感は少ないらしいが、
しかし、Win10、いったいどんなOSなのか?
自分のPC環境にどのような影響が出るのか?
OSだけは使ってみないと分からない部分が大きいだけに腰は重くなりますが、先のことを考えると無償期間のあいだにアップグレードするべきでしょうね。

しかし心配なのは、プリンターなどのデバイスのドライバーです。使い慣れたアプリの動作も心配ですが、今まで使えたデバイスが使えなくなるのは本当に困る。win7のときは、仮想PCモードでwinXPを動作させる事で回避できたが、win10の場合、そのあたりはどうなるのでしょうね。

手持ちのWindowsをすべていっきにアップデートするのはあまりにも危険なので、先ずは予備機あたりでのようすみが妥当でしょう。